2020年2月オリジナルミュージカル「不思議の森の三日坊主」上演写真より
(撮影 大森裕之)
今の時代、私たちは目に見えているものや、耳に聞こえてくる事しか信じなくなっているのではないでしょうか。でも実は見えるものは見えないものに、聞こえるものはきこえないものと深くつながっているのかも知れません。
今から30 年前、今のようにスマートホンやタブレットはなく、もちろんSNSなど想像だにできなく、やっと一部でノートパソコンが普及し始めた頃のお話です。
主人公のひろしは、いじめられっ子で友だちもいない弱虫な小学6年生。唯一無二の友だちは、亡くなったお父さんの形見のノートパソコンでした。そんなひろしは運命に導かれて、お父さんのふるさとの山寺に三日坊主修行にやってきました。そこで時を超えた不思議な不思議な体験をするのです。
鬱蒼とした森の中で、恐ろしい呪いにかけられて、四百年もの間生と死をさまよっている少年少女たちに出会います。そしてその子供たちの呪いを解くことのできるのは、ひろし以外にはいないと知らされます。しかしそのためには命をかけて恐ろしい怪物と戦わなくてはならないのです。その方法とは?果たしてひろしに子供たちを助け出す勇気と力があるのでしょうか?再び子供たちは命を輝かせる事ができるのでしょうか?
命の大切さ、生きていることの素晴らしさを謳い上げる、美しく感動溢れるファンタジーミュージカルです。